女性外来の診察室から

日本で女性外来を始めて開設した天野惠子先生の外来を中心に、女性外来での示唆に富む診察の記録を具体的に、皆さまに公開してゆきます。月1回、更新予定です。

2023.01.20

第91回 『時代はゲノム』の風

産婦人科医として40年以上も時間が経過し、数年後には卒後半世紀が訪れる。思えば、この間医療はずいぶん変わった。大学の産科病棟の回診ではけん玉のような形の木製のトラウベ聴診器で胎児の心拍数を数えるのが下っ端医師の仕事だった。胎児の大きさや胎位は触診し経腟分娩できるかどうかも判断した。関連病院の出張先...

2022.12.18

第90回 薬用芍薬農作業ボランティアに参加して 

女性医療に漢方療法は重要な役割を果たしています。漢方は、患者さんの病態(陰陽、寒熱、虚実、気血水)に合わせて処方することができます。女性外来の診察室の中で、「どこの病院、クリニックでも治らなかった」「複数の科で検査を受けたが、異常なしといわれた」という患者さんに、漢方薬が驚くような効果を発揮する...

2022.11.20

第89回 「女性のための人間ドック」~第63回人間ドック学会に参加して

コロナ禍の中、第63回人間ドック学会が、千葉県の幕張メッセで開催されました。 テーマは「女性のための人間ドック」ということで、会長の佐々木先生から依頼され、「生活習慣病の性差と予防」というシンポジウムを企画いたしました。演者はもちろん天野恵子先生にお願いして、性差医療の歴史や、日本での展開、今後...

2022.10.22

女性外来の診察で気づいた「HSP: Highly Sensitive Person、繊細さん」

女性外来を長く担当していて感じてきたことは、女性外来受診者の方は、容易に体調を崩される、と言うことです。他の外来で通院されている、高齢者、糖尿病患者さんなど世間ではリスクが高い、と評価されている集団に比べても、すぐに、またはふとしたきっかけで「体調が悪く」なったり「気分が塞いだり」する方が多いの...

2022.09.30

第87回 ドック・健診と予防医療 将来の展望 ~デジタルツイン~

9月のはじめに第63回人間ドック学会が千葉で開催され、3年ぶりの現地開催(オンデマンドとのハイブリットですが)となり、現地参加してきました。 人間ドックの学会としては初めて女性の健診について多く取り上げられ、天野先生と小西先生が座長をされた“生活習慣病の性差と予防”をはじめ、女性の健康関連のセッショ...

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