2018.12.12
無痛の大腸カメラで「イタイ」発見①
今年も残すところあと一ヶ月を切りました。
今年の出来事の中で最も「ヒヤリ」としたことは、大腸カメラの検査結果でした。
もう10年位も前、一度大腸カメラ検査を行ったことがあるのですが、その時は前日の食事、大量の水分摂取、下剤、痛い検査・・・・と、あまりに一連の負荷が強く、また異状なしの結果だったことから、もう当分やらなくていいや・・・としばらく放置を決めました。
ただ、恐らくは数年前から、年に一度の会社の健康診断もしくは人間ドッグで「便潜血あり、再検査必要」と出ていたように思います。
それなのに面倒くさいからと便の提出さえもしなかった年もありました。
今年の夏の人間ドッグでも「便潜血あり、再検査を」といわれ、紹介状までもらっていたのですが、「肛門近くにイボと切れ痔があるから、それでしょ」と検査をさぼろうと思っていました。
しかし、秋くらいから下痢がとにかくひどく、長く続くようになり、市販の下痢止めを常に携帯する始末。
効かない時はロペミンまで投入。
あまりの酷い下痢に吐いてしまったり、脱力して階段を上るのも一苦労なことが増えたりしました。
それでもまだ「生理前には軟便になるし、更年期かも」と片付けようとしていました。
しかし、度重なる下痢に不安になり、また偶然にも会社の部長が「またひっかかっちゃったよ~前は大腸がんだったし、いかなくちゃな~!」と斜め後ろの席で大声で話しているのを耳にしました。
「大腸カメラ・・・痛いのは絶対いやだ。でも、もしかしたら、私もやばいのかもしれない。神様のお告げ?」と、ようやく検査をすることにしました。
ネットで「大腸カメラ 検査 痛くない」と検索すると、新宿のある内視鏡専門クリニックがヒットしました。
グーグルの口コミがものすごくよく、全く痛くない、寝ている間に終わったのでこれからもここにする、ずっとここでやっている、などと賛辞が大量に並んでいます。
早速クリニックに電話してみると、流石の大人気で1ヵ月半先の予約でした。2日前までに血液検査にだけきて下さい、とも言われ、素人なりに安心そうな気がしました。
評価サイトでの口コミが非常に多くてしかも具体的、かつ評判がいいこともありましたが、一番気に入ったのは、ホームページのサイトがとてもよく出来ていて、丁寧に説明されていることでした。
胃カメラとセット検査にすると、大量の水を飲んで下剤をかけるという当日の苦行もいらないとのこと。
また鎮静剤を使用するので、痛みは感じないということでした。
2日前までに血液検査ということで、一度事前にクリニックへ訪問。
綺麗なビルのワンフロアを使っており、そんなに広いわけではありません。
ただ設備が非常に綺麗で、リラックス出来る感じがします。
口コミで広がるのか、ネット検索かわかりませんが、初老のおばあさんや中年の白人サラリーマンなどが検査に来ていました。
前々日から服用する軽い下剤を渡され、タブレットで解説を聞きます。
大腸カメラ検査でみつかったポリープを切除することもあるので、検査後1週間は飲酒や飛行機での移動が出来ないことが説明されていました。
ホームページでもその辺は確認し、何かあったら大変と地方出張が続いたあとに検査を入れておいたので、その辺は安心でした。
さて、詳しい当日の流れは・・・②でご紹介します。
㈱ニッセイ基礎研究所 生活研究部研究員
天野 馨南子