天野理事長ブログ&スケジュール

2018.01.22

Bスポット治療と慢性頭痛の解消

女性の横顔

 

昨年12月下旬に公開した「女性外来の診察室から」で理事長が紹介していたBスポット治療を実際に私も試してみることにしました。

 

というのも私は強烈な頭痛もちで、イブプロフェンや風邪薬、頭痛用の漢方等あらゆる薬剤を駆使してなんとか凌いでいる状況だったからです。

偏頭痛で、とにかく痛い。吐き気を催すほどの痛みなので、薬を使わないことが出来ませんでした。

年齢とともにどんどんひどくなり、頭痛で深夜救急に駆け込むこともありました。最近さらに頻度が増し、周期で考えてもどうやらPMSだけではないようだ、と感じていました。

 

そんな時、天野惠子理事長からBスポット治療が慢性疲労症候群の症状緩和にかなりの効果があることや、治療した患者様から「頭痛、肩こりがなくなった」「青空が見えた」など、どうも激的な効果が見られるという報告があることを聞いたのです。

理事長も患者様のあまりの高評ぶりに、特に自身の喉鼻に悪いところはないらしいのですが、試してみたそうです。

「本当に頭がスッキリする」とのことでした。

 

症状の強い患者様ほど、治療には痛みを伴います。

上咽頭に薬を塗りつける時に痛みが強く、出血がある方もいるそうです。丸1日は痛みや鼻水や出血でつらいそうだ、と理事長から聞きました。

 

耳鼻咽喉科での保険適用の安価な古典的治療のため、今ではなかなかやっているところが少ないそうなのですが、私の訪れたあるクリニックは、評判を聞きつけた患者様で溢れかえっている状況。かなり人気の耳鼻咽喉科医院でした。

 

鼻の穴から通したカメラで中をみると、「ああ、鼻のアレルギーがすごいですね。うーん、これは上咽頭にぐりぐり薬を塗る時にちょっと痛いかも・・・」と先生がおっしゃいました。

 

私はダニダストアレルギーなので、ザイザルを常用しています。

その時は、風邪等が併発していたための出張中のひどい頭痛だったのだろうと思っていました。

「アレルギーのある方は花や喉に炎症が起こりやすいので、上咽頭の炎症が慢性化して炎症がたまっているような症状になることが多いんですよね」

 

確かに理事長は「全く痛くない」といっていた治療が、私には痛みました。

耐え難いほどではないのですが、涙がポロリ、と反射で出る感じです。

慢性疲労症候群の患者様のように「血が出た」まではいきませんでしたが、その後の痰に血がまじったり、鼻水が刺激でしばらく止まらなくなったり、鼻水に黒いものが混じったり(何かは不明。血には見えませんでした)、喉の奥の上のほうにべったり何かが貼りついているような違和感が出たりしました。

 

しかし、それらの違和感も半日たつと全く気にならなくなりました。

そして、驚いたのが翌朝。

その日まで頭痛のために目が覚めていた(場合によっては服薬していた)のに、ちっとも頭痛がしません。肩こりが原因で枕が合わないから起こる頭痛かもしれないぐらいに思っていたのに、肩こりまでスッキリ軽くなっています。

この手の頭痛は、いつも鎮痛薬連用が頼みの綱状態できたのですが、嘘のように解消しました。本当に救われた、と感じました。

 

驚きはその日だけにとどまらず、今まで悩み続けた積年の頭痛との闘いが消えて、すでに2週間です。

念のため、もう一回1週間後に訪ねてBスポット治療を受けましたが

「また頭痛・肩こりがひどくなりそうで怪しい、と思ったら来て下さいね」

ということで、なんとも簡単な解決法でした。

 

何より、私は物をどんどん書かねばならない仕事なのですが、集中力が全く違ってくることに、週末治療したその翌週には感じました。

これまでは短時間で頭が疲れて、注意散漫になり集中が途切れがちだったのに、レポートなどをさっさと書き終えることができます。

1つの原稿が終わっても、ハイ次、と思えるのです。これにはもう感激です、というしかありません。

 

理事長によれば「やはり上咽頭という脳に近い部分に慢性的な炎症があると思考にも影響するのね。肩から上全体の嫌な症状が取れるでしょう」とのことでした。

 

Bスポット治療の適用症状にも、確かに「自律神経失調症」が書かれてあります。

患者様が「青空が見える」と指摘することからも、これまでメンタルのように思っていた症状が、実は上咽頭炎が絡んでいるものも少なくないと思います。

 

また、副次的な効果として、上咽頭炎による不快な症状がすっきりと消えるおかげで、なんとなく今までのあちらもこちらも全体的に体調が悪かった、というのはなくなりますが、一方で、「ここは咽頭炎に関係なく、やはり悪いんだ」というのがわかります。

私の場合、翌日から腰痛とアレルギーによる皮膚のかゆみははっきりと残ることがわかり、諸悪の根源的な症状のケアに注目することが出来ました。

 

理事長によれば日本人の約8割は上咽頭炎をもっているとのことなので、軽い気持ちででもためす価値は十分あると思いますし、効果があったと感じる方は多いのではないでしょうか。

 

㈱ニッセイ基礎研究所 生活研究部 研究員

天野 馨南子

http://www.nli-research.co.jp/topics_detail2/id=39?site=nli

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