2017.10.11
「新緑の上高地で穂高を眺める③」
天野惠子理事長の投稿です。
(写真は奥穂高の紅葉と明神池)
上高地2日目。
今日は足に自信のある6人は明神池から徳本峠(とくごうとうげ)をめざし、自信の無い3人は、先行して梓川の左岸を上高地帝国ホテルへ向かうということになりました。
空は快晴ですが、太陽に当たる部分が丁度の暖かさで、木陰に入るとひんやりします。当初の話では、長野県側島々登山口からの徳本峠越えは、標高差1400m、ハイキングペースで歩行7時間、登山未経験者にとってはハードあるが、明神から徳本峠へは標高差600m、歩行時間2時間ぐらいで、登山初心者でも大丈夫ということでした。
ところが、早朝7時嘉門次小屋を出発し、明神橋を渡り、峠を目指し歩き出しましたが、1時間ほど歩いたところで、1人を除いて、残り5人はギブアップ。なぜなら、まず、寒い。その上、登りがかなりきつい岩だらけの登山道で、残雪が残っている。転んで骨折でもしたら大変と早々と明神へ引き上げました。
当初、奥穂高神社・明神池の観光は計画にはなかったのですが、入園料を払い入園。
「開いててよかったセブン・イレブン」ではないですが、本当に入園してよかったと思いました。明神池は梓川の古い流路が、明神岳からの崩落砂礫によってせき止められて出来た池で、明神岳から常に伏流水が湧き出ているため、冬でも全面凍結しない透明感あふれる水面が空を映し静寂に広がっているのだそうです。
明神から梓川の左岸を通って小梨平キャンプ場→河童橋→上高地バスターミナル→上高地帝国ホテルと歩き続けて、ホテルでの昼食。上高地帝国ホテルといえばカレーライスなのですが、私はカレーライスを食べると胃が痛くなるため、和食を選択。和食も中々美味でした。
私は仕事の都合上、2日目で東京へ戻りましたが、残る7人は、その後、乗鞍へ向かい、雪渓を見た後、水芭蕉の群落をみながらハイキングを楽しんだそうです。
本当は一緒に行きたかったのですが、仕方がありません。
次回の楽しみに取っておきましょう。