天野理事長ブログ&スケジュール

2017.10.05

「新緑の上高地で穂高を眺める②」

天野惠子理事長の投稿です。

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田代池、田代湿原は穂高が一番綺麗に撮れるスポットで、秋は草紅葉の名所です。田代池から田代橋へ。行きかたは、梓川コースと林間コースの2つがあります。私たちは梓川沿いの自然探求路をとりました。梓川の流れを楽しみながら途中で、ちょっと脇にそれて、赤い屋根の上高地帝国ホテル(1933年開業、12日の昼食はここでとる予定)から、上高地バスターミナルに出て、明日のバスの時間を確認し、河童橋まで歩を進めました。

 

今では誰でも入れる上高地ですが、昭和初期までは、上高地帝国ホテルのみがあり、皇族や外国の要人などの限られた人だけが観光できる場所だったそうです。

バスターミナルから見る穂高は絶景でした。

 

河童橋の周辺には登山客と思しき人たちも含め、さすが多くの方がいらっしゃいましたが、夏休み、祝日、紅葉シーズンの時の人ごみに比べれば数分の1という感じでしょうか(私の上高地訪問は今回で4回目)。

河童橋を渡って、梓川の右岸*(上流に向かって左側)の林間コースを進み、明治時代ウエストンを北アルプスに案内した猟師の嘉門次が建てた嘉門次小屋に到着しました。明神池に至る梓川の右岸のコースは、結構な山道で段差も多く中々大変でした。

 

膝、腰に問題のある方にはお勧めできません。嘉門次小屋は、現在、嘉門次のひ孫に当たる4代目が当主だそうです。一泊二食付きで8000円。お食事はまあまあで、囲炉裏の薪でじっくりと焼いた岩魚は美味だったのですが、参ったのはトイレ。水洗トイレではありませんでした。においが気になり「次回はちょっと遠慮したい」と思いました(苦笑)。

 

*河川が進む方向(下っていく方向)に向かって右側を右岸、左側を左岸と呼びます。

 

 

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