2017.06.20
ミャンマーへの旅⑦(スリ・クシェトラの遺跡群など)
天野理事長の投稿です。
3月2日(木曜日)船はThayet MyoからProme(Pyay:ピイ)への航路の途中で、一度夜間停泊をし、午前6時半に出航。9時ピイ到着。ピイはヤンゴンの北西300km、ヤンゴンとバガンのほぼ中間に位置し、イラワジ川東岸にある町で、市外を見下ろす丘の上には、黄金のシュエサンドー・パヤーがそびえている。現在のピイは、バガン王朝時代に、イラワジ川に臨む交易都市として建設され、イギリス植民地化以降、上ビルマと下ビルマを結ぶ河川輸送の重要な中継地として発達したとのことです。
到着早々、バスでスリ・クシェトラ考古学博物館へ向かう。スリ・クシェトラは、ピイの北東9kmにあるピュー族の古代王国スリ・クシェトラの遺跡群で、城壁に囲まれた中やその周辺に、王宮の跡、寺院跡、仏塔などがあるのですが、見所は離れて点在していて、王宮の跡と言われても、畑が広がっているだけ。
考古博物館には遺跡から出土した品が展示されていますが、15分もあれば見て回れる小さな博物館。しかし、この遺跡群が非常に素晴らしいものであることを、後にヤンゴンの国立博物館を訪ねて初めて認識しました。おびただしい数のスリ・クシェトラ遺跡群出土品が展示されていたのです。
次に、ミャンマーの3大仏塔の一つとされるシュエサンドー・パヤーにのぼり、ピー市外を眺め、船に戻り、出航。
15時半、船はKaut Taung cliff carvingsの見学のためゆっくりと走ってくれました。岸壁に彫られた数百の仏陀。彩色も鮮やかで、1体1体表情も違います。船でないと観ることのできない素晴らしい仏像群です。
Myanaungに向けて船旅が続き、16時半からはお茶の葉のサラダ、生姜(しょうが)のサラダの作り方、ナプキンの折り方などの講習。その晩はMyanaungの近くに停泊しました。