天野理事長ブログ&スケジュール

2017.06.26

爪根部毛細血管による検査

金沢医科大学 総合内科学准教授・集学的医療部 赤澤純代先生の投稿です。

 

私が女性外来に出会って早や15年がたちました。

天野恵子先生を筆頭として故:木下優子先生ツムラ株式会社さんの主催される女性外来担当医師のための漢方セミナーに参加して女性の不定愁訴と微小循環の大切さを臨床の症状である何となく不調である未病の瘀血からいろんなことを説明できること知った時、とてもこれまでの診療に立ち込めていた暗雲が晴れたことを思い出します。

 

女性外来に出会ってこれまでの西洋医学の循環器領域の治療薬の知識以外に新しいツールとして漢方薬、ホルモン療法、代替医療、統合医療など様々な勉強をする機会を頂きました。

また、何千年も前より男性よりも女性の病気を治すことが難しいことも学ぶことができて心が軽くなったことを思いだします。

 

健康と病気の間の何となく不調である未病の状態をどのように検査して評価して行ったらよいのか悩んだ時期もありました。

父の勧めでワニブックス「血流美人」という一般向けの著書を書いたのが2009年になりそのことがきっかけで昔の循環器領域の研究の先輩の国立循環器病センター 副所長の望月直樹先生、大阪大学 微生物研究所 高倉伸幸先生からリンパ血管Tie2研究会へのお誘いが来ました。

 赤澤先生毛細血管

 

人のご縁は不思議です。

世界一受けたい授業の時の血流の測定の徳さん、血管美人の武野團さんとつながり、現在は外来にて爪根部の毛細血管の状態と臨床症状について勉強させて頂いています。

 

動脈・静脈・血管内皮機能以外にも毛細血管などの評価方法ができるのを楽しみにしています。

 

 金沢医科大学 総合内科学准教授・集学的医療部 赤澤純代

http://www.kanazawa-med.ac.jp/~center21/woman/woman_staff.html

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