天野理事長ブログ&スケジュール

2017.05.22

ミャンマーへの旅④(バガン考古学保護区)

天野理事長の投稿です。

ミャンマー4-2 ミャンマー4-1

3日目(226) いよいよ、今回のミャンマーの旅のハイライトであるバガンに着きました。

 

ミャンマーへの旅を思いついたのは201512月。

マルケサス諸島へのクルージングに堂本暁子さんと一緒に参加した際、欧州から参加されていたご夫妻に見せていただいたミャンマーの画像でした。

アイパッドで撮影されたものでしたが、バガンの風景と人々の生活に「行ってみたい」と、心を動かされました。

 

ミャンマーのもっとも気候的に恵まれた季節をということで、2016年度の2人旅はミャンマーへということで、1年をかけて準備をしてきたのですが、堂本さんが体調不良のため参加できなかったことは返す返す残念です。

 

バガンは、1044年にビルマ族による史上最初の統一王朝が開かれた土地。

イラワジ川の中流域、約40km2のエリアに大小さまざま、約3000の仏塔や寺院が点在しています。ほとんどの建造物は、11世紀から13世紀、バガン王国の興隆からフビライ・ハーンの侵攻を受けるまでの250年余りの間に建設されています。

城壁に囲まれたオールドバガンは考古学保護区に指定されており、午前も午後も、丸1日オールドバガンでのバスによる観光でした。

イラワジ川に沈む夕日は、バガンの名物となっていて、今回の旅でもシュエサンド・パヤーから、夕日に映えるバガンを一望できました。しかし、今回、私が観た建造物(アーナンダ寺院、シュエグージー寺院)はバガンの仏教建築群のほんの一部であり、これから行かれる方には、できれば数日滞在してゆっくりと見学出来る旅程をお勧めします。

 

バガンはミャンマー観光の目玉であり、インワやヤンダボと違って道路も舗装され、宿泊施設も整っています。

ガイドの説明では、ビルマは多民族国家であり、バガン王朝では、多くの異なる民族を統一できる手段として仏教を採用し、現世での功徳の象徴として仏塔の建設を推し進めてきたとのことです。

建築には多くの住民からの寄付が寄せられる一方、建設工事にあたっては、それぞれの工事職種にそって、賃金も払われており、住民の雇用対策にもなっていたとの説明でした。

 

これだけ偉大な景観が、世界遺産に登録されていないのはなぜかと質問したところ、「大きなホテルが、気がついたときには建設されていたためです」とのことでした。

 

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