天野理事長ブログ&スケジュール

2017.05.30

ミャンマーへの旅 ⑤(民族衣装)

天野理事長の投稿です。

 

 

ミャンマー5-2 ミャンマー5-1

 

227日(月曜日)船は7時にバガンを離れ、川の対岸へ。8時半、朝食後、バスでTanKyi Taung山上の寺院までの行程は、バスには乗らず、スイスから参加しているグループと、45分間、寺院までの階段を上り続け、対岸からのバガンの景色を楽しみました。  

 

晴れた青空の下、寺院・仏塔の上を気球がゆったりと浮かんでいたのが印象に残っています。

 下山し、船に戻る前に、岸辺でElephant Danceを鑑賞しました。日本の獅子舞のように象の前足、後ろ足に人が入り、鼻をふりふり踊るのですが、あまりにもかわいいので、ミニチュアを購入して、新築した家の玄関に飾っています。

  

旅の後半34日に、Danuphyuで遭遇した男児の得度式の行列では、軽トラックの上で、Elephant Danceが舞われていました。

  

11時半、船はTan Kyi Taungを離れSaleへ。チークで作られたmonasteryYont-Sann-Kyaungを見学。現在は博物館になっており、緑に囲まれ、美しい色彩も保護されており、日がな一日ここで本でも読んでいたいと思わせる場所でした。その後、川沿いのコロニアルスタイルの洋館を保護のため買取り、ミャンマーの製品のショップを経営している日本人女性の店に立ち寄り、漆の湯飲みじゃわんを購入。文様が美しく、1ケだけでも食器棚で目立ちます。

 

19時半夕食。この日はSaleに停泊。

 

228日(火曜日)7時、」Sale からMagweに向かって出発。午前中は船内でロンジーの着方とタナカ化粧(Tha na kha make-up)についての講義。

 ロンジーは、ミャンマーの民族衣装で、巻きスカートのようなものです。筒状に縫ったものも、1枚の布のままのものもあります。

 

ヤンゴンではロンジーを着用している若者を見かけることは少なかったのですが、Mandalayをはじめ地方にいくと、ロンジーにワイシャツの男性やロンジーにブラウスの女性を多く見かけました。実際、ロンジーはパゴダの参拝時など、未だ生活と密着しておりますし、ミャンマーでは長らく輸出入の規制が続いたため、外国製の衣服の入手が困難であったなどの事情もあるようです。

 生地は一般的には木綿が使われています。式典や特別な行事では、男性では絹のロンジーにタイポン・エンジーと呼ばれる上着、ガウンバウンという帽子が正装となり、女性では絹のロンジーと上着(エンジー)の上に羽織るレースのベールが正装となります。

  

ロンジーは制服としても使われており、学生や先生は緑色のロンジーに白のシャツ、看護婦は赤いロンジーに白か青のシャツ。また、役人や観光に携わる人には、ロンジーの着用が求められているようです。

 

実は、私はこの旅でロンジーを購入するつもりは無かったのですが、バガンでシュエサンドー・パヤーから夕日を眺めたあと、バスへの帰り道で、首長族の可愛らしい女性2人がロンジーを作成しながら売っているのに、ぱったり会ってしまいました。ガイドさんの「この子達の作品はいいですよ」という言葉につられて、ロンジーを買うことにしました。

 

今では、首にリングを巻くことを強制されることはないのだそうですが、なんとなく伝統に従ってやっているとのことでしたこの二人の女性が頬に塗っているのが、Tha na khaメイクです。

 

 

 

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