天野理事長ブログ&スケジュール

2014.07.07

中高年に「くちなし」を。

我が家の庭のくちなしの花が例年に比べ多くの可憐な白い花をつけました。

昨年までは、新しい葉が出るとすぐ芋虫にやられ、花もさびしい数だけだったのですが、今年は傍を通ると、ぷーんと芳しい香りが漂ってきます。このジャスミンを彷彿とさせる香りは、古くから香水に用いられていたようです。

私自身は、鼻炎で鼻がつまった時に、この香りを嗅ぐと、鼻がスーと通る経験をしています。

花は生やゆでて三杯酢で食用にできますし、乾燥させたクチナシの実は、煎じると「くちなし茶」として、胆汁分泌作用、血圧降下、消炎、解熱作用、整腸作用、利尿、止血の効果があるとされていますので、中高年にはお勧めです。

また、実には、カロチノイドの1種・クロシンが含まれ、黄色の染料または着色料として繊維を染めたり、サツマイモやクリ、和菓子、たくあんなどを黄色にそめたりするのに使われています。

漢方では、くちなしの実の乾燥したものを、生薬として山梔子(サンシシ)いい、有効成分としてはイリノイド配糖体、ゲニポサイド、カロチノイド色素、クロチンを含み、古くから消炎、利胆、止血薬として黄疸、肝炎、血便、血尿、不安、不眠、吐血に使われていたようです。

 

 くちなし

 

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