東京支部第3回学術講演会(漢方シリーズ1)

2005/05/08

  • 東京

東京支部第3回学術講演会(漢方シリーズ1)

日時:2005年5月29日(日)
場所:株式会社ツムラ末社1階ホール
講演:女性外来スターターキット 木下優子先生(日末大学医学部東洋医学講座医局長)
   女性に頻用される生薬解説~芍薬・牡丹皮~ ツムラ医薬学術課
   世界に発信する漢方 渡辺賢治先生(慶應義塾大学漢方医学講座助教授)
共催:株式会社ツムラ東京支店

抄録:
1.女性外来スターターキット木下優子先生(日末大学医学部東洋医学講座医局長)
基礎知識:陰陽虚実、表裏寒熱、気血水、六病位、五臓六腑、内因外因

2.世界に発信する漢方渡辺賢治先生(慶應義塾大学漢方医学講座助教授)
米国国立衛生研究所の国立補完大腻医療センターは、年間予算1億1330万ドルで研究支援等を行っている。アジア各国は米国との共同研究を推進している。漢方医学は中国が起源であるが、江戸時代に日末化が確率し、我が国独自の医学として花開いた。西洋医学が入ってきたのちは、花岡青洲に代表されるように患者の利益のために蘭漢問わず良いものを積極的に取り入れていくという文化が我が国にはあった。
明治に入り一時漢方医学は衰退したが、医療用漢方製剤として再び医療の現場に登場した。竹見太郎はその推進者だが安易に西洋医学に組み入れられることを是としなかった。今後漢方医学の国際化のためには、1)世界に対して知名度を高める、2)国内の支援体制の整備、3)国内の漢方に正しい認識を普及、3)医療文化としての漢方医学を教育できる人材の育成、5)国際社会における伝統医学の普及に貢献、が重要と考える。

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