2013年12月15日 東京支部 第23回学術集会

2013/12/15

  • 東京

2013年12月15日 東京支部 第23回学術集会

1. 疾患としての肥満
〜アプローチの男女差を含めて〜
内田 大学先生(ほたるのセントラル内科 院長)

2.自然な眠りを誘う睡眠薬「ロゼレム」はどうやって生まれたか?
~舞台裏で繰り広げられた創薬のドラマ~
内川 治氏(武田薬品工業株式会社 医薬研究本部化学研究所 所長)

日時:平成25年12月15日 10:30~14:30
場所:武田薬品工業株式会社 世田谷営業所
   渋谷区道玄坂1-21-14 渋谷TODビル6階

肥満と不眠への新しいアプローチ

  本年7月米国医学会は、「Obesity as a disease」として肥満対策を重視する考えを打ち出しました。肥満を疾患ととらえるかどうかはまだ論議の真っ最中ですが、我が国でも肥満者の増加傾向がみられます。欧米人の肥満と日本人の肥満は同一と考えて良いのか、性差の観点で留意すべき点は何か、効果的なダイエットは何なのか、とても興味深い課題です。

 米国では抗肥満薬が2剤認可されましたが、いずれも中枢作用薬です。糖尿病治療薬として開発されたGLP-1の抗肥満作用にも関心が高まっています。今回、承認された新たな抗肥満薬は全く異なるメカニズムです。肥満に関し、様々な研究および臨床をなさっておられる内田大学先生から包括的な肥満のお話をお伺いする予定です。

 不眠も現代人の新たな問題です。我が国の睡眠時間は他国に比べて短く、特に女性の睡眠時間および睡眠の質が低いことが指摘されています。古くから睡眠コントロールに重要な役目を果たしていることが分かっていたメラトニン研究から、新たな製薬が誕生しました。開発に関わられた内川治様より、メラトニンの多彩な役割について貴重なお話が伺えると思います。

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