天野理事長ブログ&スケジュール

2022.12.21

今年の我が家の一大ニュース

天野惠子理事長からの投稿です。

赤いバラの花束

今年は、コロナとウクライナの戦争で世界中がどよーんと澱んだ1年でした。コロナの前には、毎年、海外旅行を計画していた私ですが、とても、今年も海外へ行く気分にはなれませんでした。

 今年の、我が家の一大ニュースは、三女が40代で司法試験に無事合格したことです。

思わず、色々なことを想い出し、ウルっと来てしまいました。彼女が大学受験を迎えた時、受験指導を担当している担当の先生から「娘さんでしたら、東大の文Ⅲはいかがですか?」と言われました。

大学を卒業してからも就職などで、常に競争相手の多い世代にいる娘に、私は、理系のほうがいいのではと言いました。娘は国立大学の理学部に入学し、大学院まで進みました。大学院を修了後、いったんは大学の先生に紹介された会社へ入りましたが、故あって退職し、専業主婦に収まっていました。2人の子どもの厳しいけれど優しいお母さんとして奮闘していると思っていた彼女に、ある日、突然「法科大学院へ受かったので、これからちょっと忙しくなるかも」と打ち明けられた時には、本当にびっくりしました。私は、娘の母として、娘の夢を応援したいのはやまやまですが、決して体力があるとは思えない娘に、「勉強をするのは大賛成。でも、無理をして体を壊さないでね。」と祈るような気持ちでした。正直、司法試験に合格するのは無理だろうと思っていました。しかし、娘は2人の孫の中学受験、高校受験などへの気配りをしながら、彼女が法科大学院へ入学した時に小学校2年生だった孫が、中学2年生となった今年、無事司法試験に合格。

ご主人のご両親に合格の報告をした際には、義理のお母様が涙を流して喜んでくださったそうです。

 

これから、法曹の世界でどのような分野に踏み入っていくのか分かりませんが、母として私が娘に送る言葉は、「本当によく頑張ったわね。心からうれしそうに合格を報告してくれた貴女を、まぶしくおもいました。無理をして健康を害しないようにしつつ、世の中の一隅を照らすお仕事をしてください」です。

静風荘病院 内科・女性外来 天野惠子

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