天野理事長ブログ&スケジュール

2021.12.14

働くママ達へ

ソフィア北円山クリニック 眼科 五十嵐 奏子先生の投稿です。

 

満面の笑みの女性

 

女性医師が出産、育児を経験し、その後も仕事を続けていくことは今の世の中においても大変なことだと思います。

育児をしながら仕事を続けている先生は少なくないと思いますし、私自身もその一人です。

育児を経験するまでは、出産後すぐに仕事復帰している先生を見て「すごいなあ!」と感心していましたが、育児休暇を終えて仕事に復帰してみると、「育児よりずっと楽!!」と思ってしまいました。

なので2人目を出産後はすぐに復帰するぞ~っとやる気満々でいたのですが、色々ありまして出産前に退職せざるを得なくなってしまいました。

 幸いにも出産後約1年で現在勤務しているソフィア北円山クリニックに就職できました。当クリニックは女性医師限定のクリニックで、スタッフも全員女性なので、育児への理解があり、とても働きやすい環境です。ら仕事を続けている先生は少なくないと思いますし、私自身もその一人です。

育児を経験するまでは、出産後すぐに仕事復帰している先生を見て「すごいなあ!」と感心していましたが、育児休暇を終えて仕事に復帰してみると、「育児よりずっと楽!!」と思ってしまいました。なので2人目を出産後はすぐに復帰するぞ~っとやる気満々でいたのですが、色々ありまして出産前に退職せざるを得なくなってしまいました。

ただ、フルタイムで勤務していると朝と夜が戦争です。朝7時台の電車に乗るために、子供2人を時には寝たまま着替えさせて車に押し込み、別々の保育園に送り届け、夜はお迎えの時間に間に合う電車に乗るためクリニックから駅まで約1キロの道のりを小走り、時には猛ダッシュで駆け抜けなければなりません。

もちろん電車が遅れたり、乗り遅れることもあります。先日は朝保育園に向かう車の中で子供がうんちをしてしまい、そのまま保育園に連れて行くと、「朝は保育士が少ないのでお母さんがおむつ変えていってください。」と言われ、電車を一本逃してしまいました。コロナ禍のためか保育園もピリピリしており、子供が咳と鼻水が出ているというだけで、熱もないのに「明日も預けるなら受診してください」と言われ、仕事が終わった後夜遅くに小児科に連れて行ったこともあります。

そんな生活を毎日続けていると、心の余裕がだんだん無くなってきます。

ある日、3歳の娘に「今日はいい子にするから怒らないでね。」と言われたとき、自分が子供の前でずっと笑っていなかったことに気づきました。そして、自分は日々の忙しさの中で何か大切なことを忘れてしまっていたのではないかと思いました。

子供の笑い声、いつまでも見ていたい可愛い寝顔、新しいことができるようになったときの喜び。

仕事で患者さんに「先生に診てもらって安心した」と言ってもらえ、自分が社会に少しでも役に立てたという満足感。

働いてお給料をもらえるおかげで少しは贅沢できること、そのために預かってくれる保育園。    

こんなに自分はたくさんの幸せをもらっているのに、それらに対して感謝の気持ちを持つことをすっかり忘れていたのです。そのことに気づいてから、毎日寝る前に何か一つ感謝することを習慣にしようと心に決めました。

そう決意はしたものの、子供に絵本を読み聞かせながら寝落ちしてしまうことがほとんどなんですけどね(笑)(汗)(涙)。。。

 

最後に、最近読んだ本にこんな言葉がありました。

 

We don’t laugh because we’re happy – we’re happy because we laugh.

人は楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。

 

アメリカの哲学者、心理学者であるウィリアム・ジェームズ氏の言葉だそうです。笑顔でいたらきっと良い方向に向かっていきますよね。

働くママのみなさん、人生楽しみましょうね!

 

ソフィア北円山クリニック 眼科 五十嵐 奏子(いがらし かなこ)

http://sophia-kclinic.jp/index.html

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