天野理事長ブログ&スケジュール

2021.01.20

プラセンタ注射について

㈱ニッセイ基礎研究所 生活研究部 天野馨南子の投稿です。

3本の注射

 

50歳を目前に、肩こりも頭痛も酷くなり仕事に支障をきたすレベルになっている今日この頃。

まさに更年期真っただ中の私にとって更年期対策の情報収集は重要です。

 

1.東京都では流行の治療

 

そんな中で、5年くらい前にその存在を知った「プラセンタ注射」。

今では少なくとも私が暮らす東京都では、流行の更年期治療の1つとなってきています。

 

なぜ流行とわかるのか、というと、

 

①多くの皮膚科クリニックにおいて、自由診療で取り扱うようになった

②プラセンタ注射の価格が適正価格に下がってきた(需要の拡大で供給価格は下がるため)

③大手美容外科クリニックにおいて、更年期や美肌治療として取り扱われるようになった

 

①については、これは本当にまだ数少ないのですが、更年期の確定診断が行えるクリニックにおいて保険診療でも実施されています。しかし、とても少ないので該当するクリニックを探すのが大変です。

 

2.プラセンタ注射の価格について

 

②については私が調べた限りですが、自由診療のため未だに価格に大きな開きがあります。

あくまで消費者目線ですが、1A 5000円という「ぼったくり感すごすぎるレベル」のクリニックから、皮膚科など1000円を切る「これならなんとか一般会社員でも通えるかもレベル」のクリニックまで価格レンジが幅広い状況です。

とはいえ5年前は1Aは1500円から~2500円であったことを考えると、更年期治療にプラセンタ注射を考えている女性たちには非常にいい時代になったなあ、と思います。

 

さらに、複数の全国規模の有名美容医療チェーンが扱うようになってきましたので、プラセンタ注射1A当たりの「大手クリニックの価格」が、有名(アクセス数の多い)美容外科のHPを閲覧した方に広く知られるようになってきています。ですので、今後はその価格を超えた設定はできにくくなると思います。

どこのクリニックかは名前を伏せますが1A 940円税込み、という設定が出てきましたので、沢山の患者さんを対象にしたビジネスモデルが組めるクリニックや、プラセンタ治療だけに頼っていない収益性の安定した皮膚科などでは、900円あたりがベンチマークになってくるかもしれないと(大学で一応、経済学を専攻した身としては)予想しています。

 

3.プラセンタ注射の効果について

 

当団体の理事長が顧問を務める埼玉県の病院でも自費診療で取り扱われています。外来のみならず、院内の看護士の皆様の人気治療となっており、特に疲労回復効果がはっきりしているようです。親族でも毎日1Aという保険適用のガイドラインにそった治療をしている更年期女性がいるのですが、どの治療よりもよく効くといっています。

 

肝心の私ですが、私は皮膚や胃腸が弱いアレルギー体質のため、調子に乗って3A投与した時は、夕飯時間あたりから猛烈な吐き気と頭痛に襲われるという、困った状況になりました。2Aだとそこまで気になりません。

個人差があると思いますが、私の場合は1週間に2~3回であれば2A、連日通える場合は1A投与がいいかもしれません。

 

効き目としては、やはり肩こりなどの痛みやしびれは軽減されると思います。日にちが空くと見事に痛みが強まるので、完全にとれているわけではなくても、効いてきていると感じます。ただ、1Aなら確実に毎日通える方がいいと思います。1Aを連日で受けられない場合、効果がわかるような治療では私にとっては(今のところは)ないようです。ただ、長期的に続ければ1Aを時々、でも効果が出るかもしれません。

  

理事長や注射を受ける際の看護士さんのお話からは、80代の高齢の方、リウマチの痛みに悩んでいた女性もプラセンタ注射にはかなりの効果を感じている、ということなので、更年期による痛みを感じる女性には、プラセンタ注射の継続的な治療をお薦めしたいと思います。

 

ちなみに私はその他にも更年期対策として、エクオール、漢方(加味逍遙散、抑肝散陳皮半夏、ケイシカリュウコツボエイトウなど)、ホルモン補充療法などを試してみています。

 

せっかくの仕事盛りのアラフィフを可能な限り、快適に過ごしたいと思います。

 

㈱ニッセイ基礎研究所 生活研究部人口動態シニアリサーチャー

天野 馨南子

https://www.nli-research.co.jp/topics_detail2/id=39?site=nli

 

 

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