天野理事長ブログ&スケジュール

2020.10.08

Bスポット療法の効果

桜医院 看護師 諸伏ひろ美さんの投稿です。

元気な女性

柴田美奈子先生が院長をされている桜医院で看護師をしております諸伏と申します。

私は1年前にBスポット療法(以下EATと略)の治療を受け、卒業から半年が経過した今、とても効果を感じているので、その治療経過と感想をお話ししたいと思います。

 

桜医院に置いてあった堀田修医師の『つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい』を手に取り、「これって何ですか?」と尋ねたのが私とEATとの最初の出会いでした。

柴田先生や同僚の看護師から『辛い!痛い!強烈!』な体験談を聞き、逆にどんなものなのか1度だけ試してみたいと思ったのが事の発端。まずは本を読んでみることにしました。

そして読んでみると、もともとアレルギー持ちだったり、風邪を繰り返したり、後鼻漏などの鼻のトラブルもある私は、まさにこの治療の適応ではないかということがわかりました。

そして本に記載されているEATが受けられる病院リストの中に、元々の耳鼻科のかかりつけ医があるのを見つけ、適応かどうか知りたいなという興味だけでEAT専門外来を受診する事となりました。 

2018年7月13日、初回受診時の内視鏡検査では「なかなか重症だね。」と医師から一言。

自分は軽症か適応外か?くらいの気持ちでの受診でしたので、まさか重症とは…と面食らう気持ちでした。

『治療してみたらどう変わるかな?』強い興味が湧き、治療開始となりました。

 

EATは鼻腔や咽頭の奥にある鼻咽頭と呼ばれる場所にお薬を直接塗りつける治療です。

既に体験していた同僚が『初回はなかなか強烈な痛みだった』と、切々と辛さを訴えていたので、私は、かなり構えて初回の治療に臨みました。

そのためか、初回の衝撃はそれほどでなく終了。

ただ2回目以降は、治療中よりも治療後数時間続く、何とも言えない、体験した事のない不快感と痛みが辛く、興味本意で治療を始めた事を後悔すると共に、自然と治療から足が遠のき、治療に行く間隔が次第に延びていってしまいました。

 

治療の開始は7月半ばで、ちょうど子供達の夏休み期間が始まってしまったのも要因ではありましたが、本来なら週に1度通わなければならないところを、7月8月は月に2回ペース、9月に至っては1回しか行けず、さすがに医師から『喝!』が入りました。

私自身も、『辛い治療なのに効果が出なければ意味がない!早く終わらせよう!』と気持ちを切り替え、その後、10月からは週1ペースできちんと通うようにしました。

そうしたところ、治療開始から7〜8回目頃には、治療直後に残る痛みや不快感がかなり少くなってきた事をはっきりと感じました。

その時の喜びと驚きは、治療を卒業できた時よりも大きく、今もはっきり覚えています。

そう感じられるようになった辺りから、治療中生じる出血も次第に無くなり、苦痛は大幅に減っていきました。そこからは一気に卒業までいく事が出来ました。

そして迎えた12月10日、ついに約15回の治療が終了しました。

(治療終了までの回数は個人差があります)

 

内視鏡所見では、卒業時100点では無かったそうですが、半年経過した今振り返ると、しばしばあった後鼻漏も皆無、鼻や喉が常にスッキリした状態で、あんなに風邪ばかりひいていた私が、風邪を引くことが無くなりました。

 

痛みには強いつもりでいた私でも、EATは足が遠のく治療で、途中で心が折れそうになったことは事実ですが、治療終了後の結果を考えると、本当に治療して良かったと思っています。

 

桜医院   看護師    諸伏ひろ美

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