天野理事長ブログ&スケジュール

2018.04.18

Bスポット治療の頻度について

鼻をかむ女性

今年に入り、慢性難治性疾患の掌蹠膿疱症の方の症状改善にも効果があるので広く紹介したいという理事長の意志に基づき、こちらのコラムで通称・Bスポット治療(上咽頭への塩化亜鉛塗布療法)の私の治療体験について書かせて頂いています。

 

NAHW会員の医師の方、患者様、などからBスポット治療コラムへの感想・ご自身の治療体験報告を頂いており、やはり医療サービス提供サイドからは「注目の」また、サービスを受ける患者様側からは「驚きの」治療であると感じています。

 

Bスポット治療について見落としやすいのが、治療頻度です。

一回の治療で激的な効果が出る人も多いために、ついついそれで終わったような気持ちになってしまいます。

しかし、Bスポット治療について詳しく説明している耳鼻咽喉科等医療機関のサイトを確認すると、多少のばらつきはあるものの「週1~2回」「1015回程度」で治療が終了するようです。

 

私の場合はダスト・ダニアレルギー(血液検査結果)があるために鼻に炎症をおこしやすく、治療が終了するというより、悪くなりきる前に塗布に通院する、ということを通院先の耳鼻科の先生からご提案いただきました。

 

あくまでも私のケースですが、調子に乗って2ヶ月放置した際は元に戻ってしまい、酷い風邪の症状が復活し、それがだらだらと治らず、頭痛もひどくなりました。

長年不調に付き合ってきたせいか、ついつい「風邪だから・体が弱いから」と不調を片付けようとしてしまいます。

 

あまりに風邪が治らないのでもしや・・・と思い、Bスポット治療に出かけたところ、先生から「2ヶ月治療をあけたら流石にこれだと、治療がまた痛いでしょうね・・・」といわれ、本当に塗布の際の痛みが酷かったです。

 

間をあけすぎると再度治療が苦しくなるのは勿体無い、と考えて、その次は10日で通院してみました。

先生からは「最初に比べたらずいぶんよくなりましたね」と言われ、また自分でも、鼻に吹き付ける消毒等の治療のあらゆるステップで過敏に反応して涙が出たり、くしゃみしたり、鼻水が出たりと苦しかったのが、こんなにたいしたことなくなるものか、と感じました。

 

だんだんと治療間隔をあけるのはいいのですが、あまりにも最初から「痛かったから」「よくなったから」と次の治療までの間隔をあけ過ぎるのは、かえって治療時の痛みを強くし、治療終了も先に延ばしてしまうだけになるだろうことがわかりました。

 

働いている方ですと、まずは1週間に1度、3回目くらいからは10日~14日に1度、が通院間隔としては落としどころという感じでしょうか。

 

ちなみにBスポット治療については、NPO法人「日本病巣疾患研究会」(理事長・堀田 修/堀田修クリニック院長-Bスポット治療の提唱者)のホームページが大変詳しいので、ご関心のある方は、一度是非閲覧いただきたいと思います。

㈱ニッセイ基礎研究所 生活研究部 天野馨南子

http://www.nli-research.co.jp/topics_detail2/id=39?site=nli

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