2018.03.22
第86回日本音楽コンクール受賞者演奏会
天野 惠子理事長の投稿です。
3月2日(金曜日)、第86回日本音楽コンクールの受賞者演奏会に行ってきました。
素晴らしい演奏会でした。
会場は東京オペラシティコンサートホール。入場料はS席で3500円。
会場の雰囲気がまず素晴らしい。
スマホで、早速、荘厳なパイプオルガンを背景とした舞台を撮影しようと身構えたところで「写真撮影は禁止されています」のアナウンス。残念!!!
午後6時半開演。演者と曲目・演奏順位は下記の通り。
1.久保哲朗(くぼてつお、25歳、作曲、東京芸大大学院)BABEL for 6 musicians.
2.濱地 宗(はまじかなめ、30歳、ホルン、東京芸大大学院終了)ボウエン:ホルンと弦楽のための協奏曲作品150.
3.大関万結(おおぜきまゆ、18歳、バイオリン、桐朋女子高3年)ワックスマン:カルメン幻想曲。
休憩
4.吉見友貴(よしみゆうき、17歳、ピアノ、桐朋女子高(男女共学)2年)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第一番 作品23より第1楽章。
5.香月 麗(かつきうらら、20歳、チェロ、桐朋学園大3年)エルガー:チェロ協奏曲より第3・第4楽章。
6.鈴木玲奈(すずきれいな、28歳、声楽ソプラノ、東京音大大学院終了) ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」より“あの方の優しい声が聞こえる~香炉はくゆり~苦しい涙を流せ”。
指揮:梅田 利明、オーケストラ:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮(作曲部門):小鍛冶 邦隆、オーケストラ(作曲部門)アンサンブル・リーム
作曲は伝統楽器と電子音響技術を組み合わせたような作品で、正直私には無理!あとの演奏は全てクラシックで、心穏やかにすんなりと聴くことが出来ました。
将棋の藤井六段もさることながら、ここでも10代の活躍が素晴らしく、バイオリンの大関さんは既に国際コンクールでも高い評価を得ており、今回コンクールでは、あわせて増沢賞、黒栁賞、レウカディア賞、鷲見賞、岩谷賞(聴衆賞)を受賞し、ピアノの吉見君は初挑戦で1位、あわせて、野村賞、井口賞、河合賞も受賞。
しかし、他の演奏者の方々も、このコンクールに向けて想像ができないほどのハードな時間を重ねてきて頂点に立たれたことに、心から感動しました。
皆さん、素晴らしかったです。。。
性差医療情報ネットワーク理事長/静風荘病院 特別顧問
天野 惠子