天野理事長ブログ&スケジュール

2016.11.25

「第13回性差医療情報ネットワーク研究会」

天野惠子理事長の投稿です。

 

1030日、四谷駅前主婦会館プラザエフにて第13回性差医療情報ネットワーク研究会が開催されました。

年に1回開催される研究会は、全国で活動をしている性差医療情報ネットワーク(NAHW)のメンバーが一同に参集し、情報交換をかねた研修をする唯一の機会です。

 

今年は、411日に熊本で地震がありました。

5月14日には、NAHW九州支部第7回セミナーが熊本で予定されており、新潟大学 榛沢和彦先生が「日本女性に多い災害後の静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)と遠隔期合併症~新潟県とモデナ県(イタリア)の地震災害の比較から」を講演されるとの情報を得ていました。

 

しかし、熊本での九州支部セミナー開催は無理だろうとあきらめていたところ、「開催します」との清田先生からの連絡。清田先生に無理をお願いして、ホテルをとっていただき、堂本暁子さんと馳せ参じました。

 

その後、今度はセミナー講演者の榛沢先生から9月9日に東京御茶ノ水で第2回避難所・避難生活学会を開催しますので、来ませんかとの連絡。

 

早速、好奇心旺盛の私と堂本暁子さんで行きました。この学会は生まれたての学会と言うこともあり、参加している先生方が、手弁当で嬉々として働いていました。

受付をしていたのが、榛沢先生だったのにはびっくり。この会に参加した際に、今回の第13NAHW研究会のメインスピーカー 橋本洋一郎先生を紹介していただきました。

 

9月23日、東日本大地震後に宮城県・福島県で行った地震後健康調査を熊本県医師会にお願いするため、再び熊本を訪れました。

その際にメインスピーカーを引き受けて下さった橋本洋一郎先生とお会いしました。

そこで聞いた話はあまりに興味深い内容で、この話は医療者のみでなく、是非一般の方々にも聞いてもらいたいと切に思いました。

 

10月30日第13回性差医療情報ネットワーク研究会での橋本先生の講演は、地震直後の行政の右往左往ぶりが非常に良く判り、個人個人が日頃から地震を念頭に準備を整えていることがまず大事と教えていただきました。

大変興味深い講演内容に加えて天気にも恵まれ、多くの参加者(計54名)を得て、成功裡に研究会を終えることができました。

 

(写真:イタリア・モデナから車で約25分のボローニャの建造物)

ボローニャ

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