天野理事長ブログ&スケジュール

2014.09.24

河口湖への家族旅行、最終日の奇跡

9月8日記事の続きです。2泊3日間の旅の中、初日と2日目は台風の影響を受け、河口湖湖畔のカチカチ山にロープウェイで登ることはできませんでした。

9月8日記事の続きです。

2泊3日間の旅の中、初日と2日目は台風の影響を受け、河口湖湖畔のカチカチ山にロープウェイで登ることはできませんでした。

 

最終日の8月11日は台風一過。すばらしい一日は、温泉に入浴しながら眺めた2本の虹で始まりました。何かいいことがありそうと、朝早くから行動を起こすことにしました。

 

9時に湖南荘をチェックアウトし、そのままロープウエイに直行、数分でかちかち山の頂上につきました。

素晴らしい!!富士山が頂上から裾野まで、くっきりとみえます。その上、なんということでしょう!きれいな笠雲が富士山に罹っています。お店の方が「この時期に、こんなにきれいに富士山が見えることはめったにありません。写真をどんどん撮ってください。笠雲を見ることも珍しいですよ」と教えてくれました。笠雲は、レンズ雲の一種で、山頂に笠か帽子をかぶせたような形をしています。

 

将来は科学者になりたい小学校3年生の三女の子。彼女が、笠雲ができる原理を話してくれました。気流が山を越える時、冷やされて雲ができる。気流が山麓へ降りてくるときには、温められて雲は消失する。雲は一見同じ場所にとどまっているように見えるけれど、実際は、この雲が発生している時には、富士山の上の方では風が強く、風上側の斜面で雲が発生し、風下側の斜面で雲が消えていく現象を絶え間なく繰り返しているので、空気は常に入れ替わっているのだそうです。自宅に戻り、笠雲について調べてみると、笠雲は「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」「一つ笠は雨、二重笠は風雨」等と言われ、天気が崩れる前兆として言い伝えられてきたようです。ただ、稀に悪天候が通過した後に現れることもあるのだそうで、やはり、私たちが笠雲を見ることができたのは、非常に幸運だったようです。私たちが見ていた笠雲は、見ている間にどんどん大きくなり、笠の下にもう一つ笠ができ二重笠になって行きました。

 

10時近くになり、登ってくる方も多くなりましたので、湖畔に降りて、遊覧船に乗りました。湖からみる富士山はさらに左右の稜線がきれいに見渡すことができ、見事でした。遊覧船の中になぜか、おみくじを売っていましたので、買ってみました。「大吉」。

学問から健康まで全て良し、とありましたが、一つ気になることが書いてありました「情事これ魔多し、気をつけるべし」だそうです。

 

いずれにしても、私、娘、孫、全て女性というかしましい一団の3日間の旅は「終わりよければすべてよし」ということで、皆満足して帰ってまいりました。

(お知らせ:先生の推薦図書コーナー2冊追加)

 

笠雲富士

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