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2014.07.23

梅の実の効用

豊後梅は、ウメとアンズの中間種という説もあり、ウメより大型で香りは少ないけれど、樹勢は強いと言われています。

 

豊後梅は、ウメとアンズの中間種という説もあり、ウメより大型で香りは少ないけれど、樹勢は強いと言われています。

 

豊後杵築藩主松平家から毎年将軍家に大梅の砂糖漬けが献上されており、その美味な事と、果実の大きい事、さらに花の優美なことで非常に珍重されていたそうです。梅の効能に大きな関心をいだき、ちょっと調べてみましたが、これは凄い!!

 

昔から梅はその日の難のがれといわれ、病気の予防や健康増進に欠かせないものとして、戦国時代には兵糧丸(携帯用食料)として、梅干しの果肉を丸薬状にしたものを戦地に持参したそうです。主成分のクエン酸は、エネルギー代謝を高めて疲労回復があるだけでなく、殺菌効果も強く、腐敗防止や食中毒予防に役立つ優れものです。皆さんも日の丸弁当や梅のおにぎりでよくご存知ですよね。

 

最近、梅干しに含まれる梅リグナンが胃炎や十二指腸潰瘍の原因として知られているヘリコバクタ・ピロリ菌の活動を抑制するという研究成果が和歌山県立医大から出ています。

 

「梅は三毒を断つ」ともいわれます。食べ物・血液・水の毒です。梅は想像しただけでも唾液が出ます。唾液の中には、老化防止のホルモンのパロチン、デンプン質の分解を促すアミラーゼを含み、消化を助けてくれます。

 

また、酸性食品をとりすぎると血液は酸性に傾き、流れが悪くなります。梅干しは強力なアルカリ性食品で、血液を健康なph7.4程度の弱アルカリ性に保つ手助けをしてくれます。独立行政法人「食品総合研究所」の研究で、梅エキスに血液をサラサラにし、血流を改善する成分「ムメフラール:梅に含まれる糖分とクエン酸が結びついたもの」が発見されています。

 

血流悪化による冷え症に悩む女性へは梅エキスがお勧めです。

 

梅の実

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