天野理事長ブログ&スケジュール

2014.06.26

生姜の効能

今日は皆さんもよくご存じの生姜についてです。

最寄り駅の前の食材店にぷらりと立ち寄りましたら、新生姜や谷中生姜(葉生姜)が沢山出ていました。思わず買ってしまって、さてどう料理しようかと考え中です。

 

さて、生姜はなまで食べるか、熱を通して食べるかで効果が違ってきます。

生姜の主成分はジンゲロールです。このジンゲロールを乾燥・加熱するとショウガオールとジンゲロンを発生させます。ジンゲロールには免疫力を高める効果・殺菌効果・吐き気や鎮痛効果がありますので、刺身の薬味として使い、生臭さを消すだけでなく、殺菌効果による食中毒の予防が期待できます。

私たちは、風邪のときに生姜をおろし、これに砂糖を加え、熱湯を注いで服用したり、甘酒に生姜をすりおろして飲んだりしますよね。これも殺菌効果と発汗作用で身体の表面にいる邪気を吹き飛ばすことを狙ってのことです。

もし、これを読まれている皆様がご自分を身体の中から温めて、冷え性を改善する事を狙うのでしたら、生姜の表面の皮を取り去り、蒸して乾燥したもの(乾燥生姜;乾姜)を使いましょう。乾燥生姜にはジンゲロールとショウガオールが1:1の割合で含まれます。

ショウガオールには体を温め血行を促進する効果があります。自宅でも生姜をスライスして天日干しすれば、一日で乾姜のできあがり、スープや紅茶に入れるだけで、漢方を服用したときのようなポカポカ感が実感できます。

 

紅茶0626

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