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2014.11.27

冷え性対策の食べ物とは?

東洋医学では、食べ物(食材)を3つの性質(食性)に分けています。

東洋医学では、食べ物(食材)を3つの性質(食性)に分けています。

 

陽(温・熱)は体を温める食べ物、陰(涼・寒)は体から熱をとる、体を冷やす食べ物、平は陽・陰のどちらにも偏らない中間の穏やかな性質の食べ物です。

 

冷え性対策としての食材選択のポイントは、

①寒い地方で産出された食べ物、冬が旬の食べ物は体を温める。たとえば、そば、塩鮭などの北方産の食物は体を温める。また、果物は一般に体を冷やす作用があるが、例外としてりんご、さくらんぼ、ぶどう、プルーンなどコーカサス地方原産の果物は体を冷やさない。

 

②色の黒っぽい食べ物、色の濃い食べ物、暖色(赤、黒、黄、橙色)の食べ物は体を温める。たとえば、黒豆、小豆、ひじきなどの黒に近い色をしているものは、体を温める。白米より玄米、緑茶より紅茶、白ゴマより黒ゴマ、白砂糖より黒砂糖、白ワインより赤ワイン、肉や魚も、白身より赤身が体を温める。肉の中でも、レバーや羊肉は、体を温める食材。

 

③地下でのエネルギーを蓄えた食べ物は体を温める。根菜類(ごぼう、にんじん、レンコン、ねぎ、たまねぎ、山芋など)やイモ類です。

④水分や油分が少なく硬い食べ物は、やわらかいものより体を温める。

⑤塩すなわちナトリュウムの多い食べ物は体を温める。

⑥酢、カリウムの多い食べ物は体を冷やす。葉野菜、北方産以外の果物、牛乳、ビールなどは体を冷やす

 

冷え性の改善:体の余分な水を出す食べ物

汗や尿があまり出ず、体がむくむのは、代謝が悪く、体内の余分な水分を排出できないからです。下記の食材で水を排出しましょう。

 

①小豆、黒豆は強い利尿作用があり、体内の水分をとって、むくみを解消する。

②生姜は辛味成分のジンゲロールとショウガオールが、体を温め、胃液、唾液の分泌を促進する。

③唐辛子は、刺激的な辛味が血管を拡張させ、血液の循環をよくするために発汗する。

④らっきょうは利尿効果がある。消炎作用もあり、気をめぐらせて痰をとってくれる。ねぎ、にら、にんにくと同じゆり科の仲間で、成分も同様。

⑤プルーンは便通がよくなり、鉄分が豊富で造血効果がある。もともと北方産の果物なので体を温める。

⑥コショウ、マスタード、八角、クローブ、シナモンなどのスパイス類は、発汗、利尿作用がある。

 

以上、参考になさって快適な冬生活をお過ごし下さい。

根菜

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