天野理事長ブログ&スケジュール

2014.11.12

韓国で講演をいたしました

10月30日から11月1日まで、講演のために韓国へ行ってきました。

10月30日から11月1日まで、講演のために韓国へ行ってきました。

今回、招待してくださったのは、Chung-Ang University College of MedicineのYoung Joo Cha教授です。

 

2008年に鄭 忠和先生が開催された第1回日本性差医学・医療学会学術集会に参加され、シンポジウム「アジアにおける性差医学医療の現状と今後の展望」で、「gender difference in Korea, Focused on cardiovascular system」(心臓血管系における韓国での性差)を講演されたCheol Ho Kim教授(Bundung Hospital, Seoul National University)の奥様です。

 

Kim教授は日本から帰国されて以来、Cha教授に「性差医療の研究会を立ち上げてはどうか?」と働きかけていらしたそうです。今回、Seoul National University医学部を卒業された女性医師を中心に性差医学研究を始めようという機運が持ち上がり、私が招請講演を引き受けることになりました。

 

ソウルが近いのにはびっくりしました。

行きは羽田空港国際線ターミナルを10月30日午前8時25分に飛び立ち、ソウル金浦空港には11時着。帰りは、11月1日午後7時15分に金浦空港を飛び立ち、羽田へは午後9時25分に着きました。

 

30日は、31日・11月1日と続く公演の準備と、Kim教授ご夫妻との夕食(Westin Chosun Hotel)。

31日は、午前中はタクシーをお願いして、ソウル市内の観光に出かけました。

タクシーをおねがいするときに日本語の話せる運転手さんでと依頼したのですが、結局ほとんど話せない方で、片言英語での会話となりました。

 

行った先は昌徳宮(チャンドックン)。李氏朝鮮第3代王「太宗(テジョン)」が1405年に建てた離宮です。1592年~1598年の文禄慶長の役で焼失し、1615年に第15代王「光海君」が王宮として再建し、景福宮が再建される19世紀後半まで歴代の王はここで政務を行ったそうです。1997年にユネスコの文化遺産に登録されています。

丁度、紅葉の季節に入っており、日本語ガイドツアーに参加して、1時間半ゆったりと庭園内を散策することができました。

敷地の広さは16万坪。ソウルに残る5つの王宮の中でも、もっとも保存状態がよいといわれているだけあって、ちりひとつ落ちていません。

 

午後からは、Chung-Ang University College of Medicineの学生ならびに医師を対象として「Establishing Gender Specific Medicine in Japan」と題した講演を行い、Young Joo Cha教授(Prof, & Chair of Dept, of Laboratory Medicine)の教え子やスタッフの方々と夕食をして解散しました。

 

翌11月1日は、Seoul National University医学部出身の女性医師の会で「General Overview of  Gender Specific Medicine」(性差医療の概要)と題した講演を行いました。

ただ、午後3時45分にはまだ研修会の途中でしたが、金浦空港に向けてお暇をしました。

 

お昼に10人ほどの女性医師の方々と食事をともにしましたが、最も印象に残ったのは、皆さんのにじみ出る品性でした。

おっとりとした中に高い品性と教養が感じられ、古きよき時代の日本の医師像をそこに見たような気がしました。

 

飛行機と空

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