今日は、11月16日(日曜日)に開催される「第11回性差医療情報ネットワーク研究会」について宣伝させてください。充実の内容となっています。

 

今日は、11月16日(日曜日)に開催される「第11回性差医療情報ネットワーク研究会」について宣伝させてください。充実の内容となっています。

 

平成14年8月に、性差医学・医療に関する情報発信のみでなく、全員参加型のWEBサイト上での情報交換と知識の共有、さらにはエビデンスの構築を目指して、当団体NAHWを立ち上げました。

そして第1回目の勉強会を平成15年1月に国立オリンピック記念青少年総合センターで開催して以降、毎年1回、国内の見識ある医療者の方々にお願いして、講師となっていただき、勉強会を重ねてきました。

 

今年度は東京女子医科大学糖尿病センター内潟安子教授をお招きして「糖尿病と性差」について語っていただきます。

 

心筋梗塞の危険因子については男性の場合、高血圧の有無で5倍、喫煙の有無で4倍、糖尿病の有無では2～3倍の発症率の差があると言われていますが、女性では喫煙の有無で8倍、糖尿病の有無で6倍、高血圧の有無で5倍と、喫煙と糖尿病が女性での心筋梗塞の発症に大きく関与している事が知られています。

女性では女性ホルモンのエストロゲンがインスリンに対する感受性を高めてくれますので、閉経前の2型糖尿病の発症は男性に比し、低いことも知られています。しかし、閉経以降は、女性ホルモンの恩恵にあずかれなくなりますので、徐々に糖代謝異常が忍び寄ってきます。

 

この機会に、是非、糖尿病に罹らないためにはどのような注意が必要なのか正しい知識を研究会に参加し、お持ち帰りください。

 

また、昨今、安倍総理大臣をはじめとして、日本における男女共同参画の機運が盛り上がってきていますが、この4月に私自身が女性循環器科医の集まりである「女性循環器医懇話会」で、私自身の生誕から女性医師として活躍する今日までのお話しをする機会を得ましたので、NAHWの会員の方々にも聞いていただけたらと思い、講師として手を挙げました。

 

午後の後半には東京支部の活動として、東京医科歯科大学名誉教授　麻生武志先生による「エクオールおよびHRTについて」と題する講演も控えております。

 

多数の皆さんの参加を期待しています。参加費は無料です。