女性外来10年史

性差医療情報ネットワーク東京支部 10 年を振り返って

性差医療情報ネットワーク東京支部 10 年を振り返って

メンバー:荒木葉子(荒木労働衛生コンサルタント事務所)
宮尾益里子(関東中央病院健康管理科・代謝内分泌科/東京大学老年科女性外来)
柴田美奈子(東京都立墨東病院女性専用外来/紺野記念会五井クリニック)

性差医療情報ネットワーク東京支部は、2004年に3人のメンバーによって設立されました。
東京という地を利用した情報の発信と交流の場の提供を目的としました。分野としては、①男女を対象にしている内科、外科、整形外科、老年科、泌尿器などと女性を対象とする産婦人科を性差医学・医療の観点から学ぶこと、②女性外来で増加傾向にあるメンタル疾患への対応を学ぶこと、③病名診断が困難な事例に対しても威力を発揮する漢方医学を学ぶこと、の3末を柱として研修を行っていくことを決めました。
2004年から2010年度までに20回の学術研修会を開催し、2011年は初めてビデオ配信を行い、3月には21回目の学術研修会を予定しています。
研修会では、毎回、日々熱心に臨床に取り組んでいる会員から多くの質問が出され、「次の日から役立つ研修会」として好評でした。当初は、「女性外来の担当者になったのだが、何をすればわからない」という参加者も多かったのですが、皆様の自己紹介や近況報告によって、女性外来や性差医療に取り組む仲間同士、元気づけられることも多々あり、医療者のエンパワーの役割も果たしてきました。

性差を考慮した医学・医療の学術的な情報交換臨床技術・能力の向上、国内外のネットワーク形成

 

 

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